2006.12.11 Monday
桜の季節に
何年もの間通り過ぎる列車を見守ってきたのでしょう
今日来た時のあなたの姿は冬支度をしていました
幾度もの季節を巡り駅のシンボルとなったあなた
次の桜の季節にはあなたの運命は変わるでしょう
一度桜の季節に会いたかったね
列車が運ぶ風に舞い散る桜の花びらは
あなたを知る人の思い出になるでしょう
願わくばいつまでも列車を見守る主でありますように
いつか桜の季節にあなたに会えますように
名鉄河和線椋岡駅にて
2006.03.25 Saturday
人が死ぬとき
人が死にたいとき
どんなに辛いことがあっても
神様がまだ必要としている時は生かさされる
たとえ、薬を何錠のんでも
人は死んではならないから生かさされる
でも時に神様は残酷な死を当たるときがあろう
それは決して残酷ではなく
人に生きることとは何かを問うためのもの
病に苦しんでいる人も
不慮の事故で死ぬことがあっても
喜びでなはいが学びの時である
だから、たとえ薬をたくさん飲んでも
私はこうして生かされている
何か人のために役に立つことが出来るでろために
2006.02.16 Thursday
雨模様
雨は悲しみの空模様
空の悲しみが地面を濡らす
拗ねた心の日には辺りを隠す霧雨が
怒りの中の悲しみは地面を叩き付ける
空の悲しみは人の悲しみで
空からの雨は人の心から溢れ出る
泥で汚れた靴を洗い流すように
空からの雨であなたの悲しみを洗い流そう
長く叩き付ける雨もいつかはやみ太陽が微笑むように
怒りは悲しみにそして慰めをもって喜びに変わる
雨は悲しみの空模様
いつかは晴れるあなたの心を待って
2006.01.04 Wednesday
その過ちを
人は言われるまで気付かないその過ちを
自分は何か悪いことをしたのかと言うその言葉が
過ちの源であることに人は気付かない
過ちを犯さない人はいない
必要なのは過ちを犯さないことではなく
過ちを犯したことに気付き悔いるその心
どんなにきれい事を並べても
言葉の裏に隠された過ちの心に気が付かなければ
それは虚栄の中に咲く哀しみという名の花
誰かが鳴らす危惧の鐘の音に耳を傾けたとき
その過ちに気付くだろう
ただその過ちをただすことが出来るのは
紛れもなくその鐘の音を聞く自分だけ
聞け過ちという名の鐘の音を
2005.12.30 Friday
朝の陽射しに
夜が明ける
朝の陽射しが差し込む車両基地で
朝の鼓動が動きだす
今日も万人の朝が動き出す
朝焼けの陽射しを受けた電車は
万人の思いを運ぶため
今日も走り出す
喜び 悲しみ 愛情
時には怒りの中の人を乗せ
それでも電車は走る
誰にも平等に照らす朝陽のように
優しく小守唄を歌いながら
リズミカルに走る
今日はどんな人のどんな思いを乗せるだろう
朝の陽射しの中に君は凛々しく走り出す
2005.12.27 Tuesday
風よ−列車脱線事故に逝く人々に捧げる−
風よなぜ君は先を急ぐのか
尖った冷たい表情で凶暴になるのか
あの優しいそよ風の君はどこに行ったのか
人にも神にも誰にも幸せを奪うことは出来ない
草原の爽やかな風が幸せを運んだのに
なのに君はその風で人の幸せを奪うのか
君が連れて行くのは暗闇か
それとも極寒の寒空の下か
せめて君が手にした人の幸せを
神の待つ天空の国に運んでおくれ
誰もが待ち望む天空の国に逝ける魂を
***
2005年12月25日に山形県内で発生した列車脱線事故。
雪混じりの突風が4名の尊い命を奪いました。
この詩を亡くなった方々に捧げます。
2005.12.25 Sunday
清らかなこの夜に
雑踏の中をさまよい歩く人々
彼らは何を求めて歩くのだろう
光の虚像に集まる人々
彼らは何を光のうちに見るのだろう
遠い国では争いで痛みを負い
また遠い国では貧困に苦しむ
虚像の中に生きる人々が温かいものを食べる中
また一人天に召される人のことを思うだろうか
遠い昔この世に救い主が生まれた
清らかな星の下飼い葉桶の中で生まれた
神はこの世に生きる人々が救われるようにと
ひとり子を賜るほどこの世を愛し
ひとり子をつかわせた
なのになぜ人は虚像を追い求めるのだろう
見せかけの愛を求め合うのだろう
本当の愛は一番近くにあるのに
虚像の中の遠い愛だけを追い求め見つめ合う
彼方向こうに神を讃美する声がする
救い主の誕生を知らせる声がする
その声は自分が幸せだと思う時には聞こえず
苦しい時になって初めて聞こえるかもしれない
神はいつでも真の光でこの世を照らす
その光は虚像の光に混じっているかもしれない
しかし絶望の淵にいるときに聞こえるのは神の声
崖淵の足下を照らすのは真の光
それは神の愛であり真の愛であり